こんばんは、竹光です。
結構経ってしまいましたが12月1日にハリーポッターシリーズ最新作
映画「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」を観に行ってきました!
今回はあらすじ、感想とネタバレなどなどご紹介します!
◆あらすじ
タイトルにもある「黒い魔法使い」ことグリンデルバルド。彼は前作の最後
魔法省にとらえられましたがそれで終わるわけはなく1年後脱走します。
その頃ニュートは変わらず魔法生物たちと旅を続けていました。
そこにホグワーツ時代の恩師ダンブルドア先生が表れニュートに
「黒い魔法使いが逃げ出した。奴を倒せるのは君だけだ」と告げます。
グリンデルバルドは魔法界だけでなく人間界も支配しようと企んでいました。
ニュートは仲間とともに彼を追ってパリへ。
グリンデルバルドの思惑や、ニュートの学生時代、さらに複雑になる人間関係と
沢山の要素が絡み合って魔法界、ひいては世界を巻き込んでの戦いの物語に
今作から発展していきます。
◆総合的な感想
今作はもうとにかく見終わってから一言、
ダンブルドア―!
と叫びたくなります(笑)
てっきりニュートに助言というかお告げをしに来る役目で
お茶目さは変わっておらず学生時代の回想が主な出番なのかと思いきや
ガッツリ物語の本筋に絡んできました!
ハリー・ポッターシリーズとのつながりもどんどん増えてきていて
作りこまれている世界観だなあと思わされます。
そして「黒い魔法使いの誕生」とありますが、グリンデルバルドのルーツに
迫ったりとかではなくいよいよ本格的に彼が始動するという意味での誕生でした。
もうグリンデルバルドの力を見せられるとヴォルデモートが可愛く思えてくる
ほど強大でびっくりします(笑/CGの進歩とかもあるんだと思いますが)
…ちなみに今回はそんな感じでグリンデルバルドvsニュート達(ダンブルドア)
という構図になっていくのでビースト成分は少なめです。
前回の「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」はニュートと旅する
魔法生物が数多く登場しましたが今回は魔法生物はそんなに重要ではないので控えめでした。
でもニフラーやボウトラックルなど人気の生物たちが今回も登場しています。
ファンタジー好きな方ならやっぱりお勧めですよ!
◆良かった、印象に残った点
◇ニュート・スキャマンダー
ニュートは今作でも特に変わらずその動物好きっぷりを発揮しています。
ニフラーが何度も逃げたりいたずらしても怒らず(注意はしますが)
凶暴な魔法生物でも怖がったり傷つけたりしない彼はおそらく今後は戦いが
激化していく今シリーズで癒しの存在だと言えます。
特に良かったと思うのはホグワーツの学生時代からニュートは変わり者として
浮いた存在ではあったのですが魔法生物が好きというのはその頃から一貫していて
自分の幸せや安らぎを見つけてぶれていない点ですね。
また印象に残ったのは彼のお兄さんとの関係ですね。今作で彼の兄の
テセウスが登場しますが自由なニュートとは違って真面目で闇払いをしています。
何かとニュートを気にかけ、心配している様子を見せますがニュート本人は
それをあまりよくは思っおらず避けようとしています。
自分も身内や親戚でも、心配とか善意からであってもグイグイ聞かれたり
おせっかいを焼かれるとちょっと…と思うのでニュートの反応はすごく
よくわかりました(笑)
またニュートは「グリンデルバルドを倒すため闇払いとして魔法省に来てほしい」と
言われますが
「僕はどっちにもつかない」(どちらも選ばず自分は魔法生物の研究に打ち込みたい)
と答えています。とてもニュートらしいと思いました。
◇ティナ・ゴールドスタイン
今作でティナは闇払いの捜査官としてパリにいますが前作から
髪形やファッションの雰囲気が変わっています。
好きな人(ニュート)が出来たから?と思いきや前作の後、
ニュートの兄が婚約したと雑誌に取り上げられたのですが、
間違えてニュートが婚約したと報じられたために
嫉妬で他の男性と付き合っていてそのせいだったようです(笑)
前作から、ティナは(ニュートも)不器用なのは描かれていましたが
かわいすぎます(笑)
◇魔法生物たち
今作では初出の動物たちは少ないものの、存在感を放つ魔法生物たち。
ファンアートとして自分も描いてみました(笑)
右から
ケルピー(緑の竜のような動物):ニュートのトランクの中の水中にいる生物。
水草や海藻が集まったような姿で顔は竜や馬に似ています。
獰猛ですが頭に縄をかけるとおとなしくなります。
オーグリー(フクロウみたいな動物):土砂降りの雨の時に飛ぶといわれる鳥です。
少しとぼけたような表情がかわいい(笑)
マタゴット(黒猫みたいな動物):魔法省で飼われている動物で番犬のような立ち位置。(猫っぽいけど
凶暴だがこちらから何か仕掛けない限りは向かってこないらしい。
ムーンカルフ(大きい青い眼の動物):前作でもトランクの中で登場してたような…;
大きな青い眼の羽毛のようなモフモフした体が印象的。
ニュートが目薬のようなものをさしてあげると喜んでいました。
ニフラー+ベビーニフラー(カモノハシみたいな動物):
前作でも大人気のニフラーですが今回は赤ちゃんニフラーも登場します!
小さいときからキラキラするものが好きでよく脱走するのも同じです(笑)
今作でダンブルドアもびっくりな大活躍をしました!
ズーウー(大きなライオンみたいな動物):
中国の魔法生物で大型の猫のような外見。今作でサーカス(見世物小屋?)から
逃げ出したところをニュートに保護され仲間に。一日に千里を走れるそう。
獰猛で力も強いが専用の鈴があると大人しくなる(というかかわいくなる)。
ボウトラックル(ズーウーの頭の上にいる動物):
前作から登場しているピケット。実はホグワーツ時代からのニュートの相棒。
大半の動物がトランクの中で過ごしている中ニュートの上着の
ポケットとかに居ることが多い甘えん坊。
そしてイラストには描いていませんが、冒頭グリンデルバルドをヨーロッパに移送する馬車を
引く馬としてセストラル(「死」を見たことある者のみ見ることが出来る骨のような姿の馬)が登場していました。
大まかな感想としてはこのくらいですね!
ここからはネタバレを多大に含みますので(これまでもまあ含んでたけど)
読みたい方だけ進んで下さい。
↓前作ファンタビを見返すと今作がわかりやすいですし
見た後でもまた一から前作を見直したくなるので
お勧めします!(笑)
◆印象に残ったこと
◇ジェイコブの記憶は消えてなかった!
→スウーピングエヴィルの薬(強い毒を薄めて作る、記憶を消すことが出来る)は
嫌な思い出を消し去ってくれる効果があります。ジェイコブは大変な目にはあいましたが
ニュート達と出会って一緒に居たことは嫌な思い出ではなく
楽しかった思い出として認識していたのでその記憶を忘れていませんでした。
◇クリーデンスは生きていた!
→前作で愛がない心に巣食う闇の怪物「オブスキュラス」の暴走で命を
落としたかと思われたクリーデンスですが生き残り、
自分の出自と母親を探しにパリに来てサーカスで働いていました。
彼は魔力の大きさからオブスキュラスをコントロールできるようになっています。
◇ナギニが登場した!
→ラストもかなりの衝撃でしたが自分としてはこちらも衝撃です。
ナギニと言えばハリーポッターシリーズの宿敵・ヴォルデモートの
飼っている大蛇です(分霊箱でもありましたね)。
最後のホグワーツの戦いでネビルにグリフィンドールの剣で切られて
絶命しましたが今回は人間の女性の姿で登場します。
彼女の正体はマレディクタスと呼ばれる種族。
「血の呪い」をもって生まれる人間で動物に姿を変えることが
できますが徐々にその動物の姿になり元の人間に戻れなくなる
という特性を持ちます。
ナギニは蛇に変身するため見世物にされていました。
違い、自分の意志で人間の姿に戻ることが出来なくなっていく
というのが最大の違いですね。
ファンタスティックビースト(1972年)の時点では女性の姿ですが
70年後のハリーポッターの時には完全に蛇になっていました。
それまでの変化とかもこれから描かれるのか気になります。
◇クイニーがグリンデルバルド側についた!
→ティナの妹、クイニーは今回も登場し、ジェイコブと仲良くなっています。
が、本来魔法使いと人間は結婚できないし友達にもなれない…という現状に
クイニーはだんだん傷ついて心が弱っていきます。
グリンデルバルドの目的は信奉者を集めて世界を変えること、そのために
オブスキュラスの強大な力を持つクリーデンスを手に入れることでしたが
「魔法使いと人間がつながりもっと自由な世界を」ともっともらしいセリフで
魔法使い達を扇動していきます。
…本当は魔法を持たない人間を下等な生物として支配するつもりです;
(賛同する魔法使いは純血思想が多かったり…純血と言えばこの人たちですが)
しかしクイニーは引き込まれグリンデルバルドに忠誠を誓ってしまいます。
その結果、ジェイコブと袂を分かち敵対することになってしまうのでした。
グリンデルバルドは心が読めるクイニーを利用しようとしています。
そしてクリーデンスもグリンデルバルドにつきますが、ナギニは拒否します。
ちなみにここでニュートはグリンデルバルドの暴走を仲間とともに何とか封じ、その後
兄のテセウスに「僕はつく側を選んだ」(グリンデルバルドと戦う)と決意を示します。
クイニーが向こう側に行ってしまったことは今作でもとても悲しいシーンだったと同時に
気持ちもわかってしまうため本当にやりきれない思いでした。
◇ニコラス・フラメルが登場した!
→…忘れてないですよね?ハリーポッターシリーズ1作目「ハリーポッターと賢者の石」の
賢者の石を作った人物こそニコラス・フラメルです。(錬金術でこの時点で600年ほど生きています
登場シーンには部屋の中に賢者の石があり、ハリーポッターシリーズとのつながりが見えました。
今作ではグリンデルバルドが生み出した青い呪いの炎(忠誠を誓わないものは触れると焼かれて消える)に
対抗するためニュート達をまとめあげて魔法の赤い炎を生み出し、グリンデルバルドを封じました。
◇クリーデンスの正体が判明した!
途中まで、ニュートの同級生でテセウスの婚約者リタ・レストレンジ
(レストレンジと言えばこの人ですが彼女はブラック家出身の為リタとは関係ないようです)の
関係者かと思われていましたが最後の最後、グリンデルバルドにより明かされます。
「ある一族は危機に瀕すると不死鳥が現れると言われている」
そう、不死鳥と言えばあの人です。今作最大の衝撃でした。
クリーデンスはダンブルドアの一族であり、
校長の実の弟 アウレリウス・ダンブルドア
この出自と名前が明かされ不死鳥が生まれて飛び立ったところで今作は終わります。
オブスキュラスに飲み込まれず生き残った理由(魔力の高さ)もこれで判明しました。
ホグワーツの校長、アルバス・ダンブルドアには弟(アバ―フォース)と妹(アリアナ)が
いることは明らかになっていますが二人目の弟の存在は初出です。
まだ確定とは言えませんし(グリンデルバルドの罠の可能性も)
謎も深まりますが果たして…!?
—————————————————————————————————————
…というわけで感想とネタバレでした。
思うに今作のタイトル「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」は
黒い魔法使いグリンデルバルドの本格始動という意味と新たな魔法使い(クリーデンス)の誕生
という意味もかかっていたのではないでしょうか。
原題は
「ファンタスティックビースト グリンデルバルドの罪(Fantastic Beasts:The Crimes of Grindelwald)」
なので、このクリーデンスの出自を明かした(魔法使いとして目覚めさせた)ことが
グリンデルバルドの侵した罪になるのでしょうか。
本当はリタとニュート達との関係や彼女の過去、過去の若かりしマクゴナガル先生や
ダンブルドアとグリンデルバルドの関係などもっといろいろ沢山あるのですが長くなるのと
あまり全部言うとお楽しみを奪ってしまう感があるので、
是非!これらは劇場でお確かめください!
今作を見る前に前作を見ておくとかなり分かりやすいので
お勧めしますがファンタスティックビーストシリーズはまだ新しいので
U-NEXTでは、視聴するためには540円の追加課金が必要です。
しかし、U-NEXTの31日間の無料トライアルの加入特典で600円分のポイントが付与されるため、
そのポイントを『ファンタビ』に利用することで無料で視聴することが可能となります。
※U-NEXTは31日以内に解約すれば一切お金は掛かりません。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
ではでは、今日はこの辺で。
竹光(タケミツ)